ペン1本で楽しくなる Happy Tangling with me !

紙とペンがあれば、誰でも描ける。さあ、リラックスしてはじめましょう!

大学生の日常も大切だ

インド バンガロールに住んで15年。

インターナショナル・スクールの過酷なIBカリキュラム(2年間)がやっと終了した長男。

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IBは…「もう2度とごめんだ!😭」というカリキュラムでした〜。

真面目にコツコツとやる子にとってはそれほどではないのかもしれませんが

長男のように、ギリギリにならないと何も手につかない子にとっては

まさに地獄・・。

 

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5つくらいの課題が一気に押し寄せて、ほとんど寝る暇がない時もありました。

課題がない時はひたすらゲーム。

学校は「締め切りだ!」と、生徒を責め立てますし。

保護者コミュニティーSNSはいつも緊張感が漂っていましたね。

何百件ものメッセージが来ている時は、メッセージを開けるのも嫌でした。

今想像するだけで、鬱になるわ。

 

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コロナ騒ぎの始まり 


このような過酷なカリキュラムを終えて「やっと自由だ!!!」と、思ったら。

今度は、コロナ、コロナで大騒ぎ。

インドは、4月より2ヶ月以上の血も涙もないロックダウン。

まさに、人権侵害もいいところ。

警察が、外に出ている人を棒で殴ったりもしていて、本当に暗黒でした。

 

さて、6月に入りロックダウンが終了して、外に出られるようになったか?というと・・・

ロックダウンが緩和されたと同時に、都会から田舎に帰る労働者の大移動が始まり、インド中が感染者で一杯になりました〜😭現在も着々と増え続けております。

陽性者の総数は、世界第2位でございます。

そのうち、アメリカも抜くでしょうねえ。

 

という事で・・・今でも外に出られません。シュン😓

 

それにしても、かわいそうなのが、長男たち。

楽しみにしていた卒業旅行は中止。

卒業式は、お粗末なオンライン卒業式。

自由を謳歌するはずが・・・今でも自宅に軟禁状態です。

 

お友達たちは、アメリカの大学に行く子が多いのですが、行ったのは半分くらいかな。

アメリカは対面授業も行いますし、オンラインも並行してやる大学が多いです。

対面授業を受けると決めたお友達は皆旅立ちました〜。✈️

オンラインを選択した子達は、まだインド。

アメリカはどちらかを選択できるようですね。

 

 キャンパスライフ無しの現状 

 

長男ですが、日本の国立大学の工学部に進学です。しかし、10月1日からの授業はすでにオンラインと発表されてしましました。

これには、親子でがっくりガックリ。😔

長男のコースは英語コースで留学生が多いのです。新規の留学生が日本に入国できない状況ですから、仕方がないのかな。

 

しかし、しかし、そういった事情がない大学生も、オンライン授業を受け続けているようなのです。

なぜ??

GO  TO キャンペーンだ、なんだと、世間は日常が戻りつつあるのに?

小中高は対面授業が再開されているのに?

なぜか大学だけが、後期授業もオンライン授業続行だそうです。

これには驚いて、色々と調べてみると、後期は基本的にはオンライン

一部対面授業という大学が多いようです。

 

大学生はどう思っているんだろうか?そう思って、

TwitterYoutubeを見てみると、悲痛な声がたくさん上がっていて、心が痛みました。

 

少なくない数の学生が鬱になっているか鬱寸前という状態のようです。

また、退学や休学を考えている学生さんもたくさんいる。

ひどいなあ。

 

後期授業もオンラインと決まった、この段階で…さすがに普段はおとなしい日本の学生たちも声を上げ始めています。これは、大学1年生の息子を持つ母として、応援していくしかないでしょ!

 

オンラインってキツイですよ。だって、大学の難しい課題を孤独にこなしていかなければならないのですから。誰にも合わず…。考えただけで、ゾッとします。

お友達と一緒に、ウンウン言いながら頑張るから、やっていけるんだと思うのですよ。

若者にはリアルなコミュニケーションが絶対に必要なんですよ!!

バーチャルではダメ。色んな意味で。

 

若者の基本的な権利

 

入学以来、友達の顔も知らないっていう学生がたくさんいるという現実を知り、絶句しました!

これは、ひどい。若者の人権が侵害されていると思いました。

彼らには友人や先輩、信頼できる先生が近くにいなきゃならないのです。

これは人間として、成長期にある若者の基本的な権利なのです。

相当な理由がない限り、この権利を奪ってはいけません。

まだまだ、完成されていないのですよ・・彼らは。

リアルなコミュニケーションがない状態が長く続くって、非常に危険です。

苦しくなった学生達が必死で訴えているようなのですが、大学が動こうとしない。

私には分かりません。世間が日常を取り戻す中、大学だけが頑なな態度を取り続ける理由が。

最高学府の気概が全く感じられなくて、本当にガッカリです。 

前期は何とか頑張っていた学生達ですが、後期はもう限界がきています。大変な事が起きる前に、この異常な状況を改善すべきです。

 

私も大学1年生の母として、黙っていることはできません。

何ができるのか、考えたいと思っています。

 

*1:IB・・・インターナショナル・バカロレア